銃声が鳴ったら株を買え

「銃声が鳴ったら株を買え」とは、「戦争が始まったら株を買え」という意味である。

 

「紛争」が予想されると、関係者は「混乱」を嫌って一旦、手持ちの株式を手放す。

この行動は、一般の投資家も同様である(と思われる)。

なぜなら、今後の世の中の変化を読めない(紛争の影響が予測できない)ためだ。

 

今回も、ウクライナ情勢を目前に株式相場は、大きく下落していた。

「戦争」が起きてしまうと、その後、どんな影響が出るか分からない。

だから、「資産」を「株式」ではなく「現金」で持っておこうと思う。

(中には、「金(GOLD)」を「資産」候補にする人もいるかも知れない)

 

しかし「紛争」は始まってしまえば、その後の展開を「ある程度まで」予想出来る。

例えば、武器の輸出・銀行預金の引き出し・難民の増加…など。

(無論、それが、予想通りに動くとは限らない)

 

だからこそ、大きく値を下げた銘柄の中には、「買い」が推奨される銘柄が現れる。

例えば、武器製造に関わっているメーカー。

例えば、「紛争」で輸出入が滞る「一部の食糧」と「エネルギー資源」。

例えば、「セキュリティーソフト」や「鉱物資源」を扱う企業。

 

また、「紛争」と無関係な銘柄(遠方の娯楽・地方のローカル線)なども。

(もちろん、経営が安定しているにも関わら、事前に大幅に値下げしている、なら)

「銃声」が鳴ってしまえば、特定の商品を扱う市場は『買い』相場に変わる。

 

これが、『銃声が鳴ったら買い』の意味である。

(「紛争」で危機が迫っているのに不謹慎だ、という意見もあると思う。)

(でも、生き延びるために「火事場泥棒」が存在するのも事実。)